砂利道、雪道、長距離運転……すべてを受け止めるパワー
「住まいが北海道の田舎にあるので、雨が降れば砂利の流れる坂道を、冬は雪の吹き溜まった道を走る、ということがしばしば。春や夏も、広い道内では長距離移動をすることが多いんです」
そう話す木村さんが、初めてのSUVとしてCherokeeを手に入れたのは、3年ほど前。共に過ごせば過ごすほど、うれしい驚きの連続だという。たとえタイヤの半分が雪に埋まろうともパワーで跳ね返し、長距離運転でも疲れ知らず。
「乗り心地が好みで、スポーティーさを感じさせつつも、堅苦しくなく気楽。休日の遠出もですが、ちょっとそこまでの外出も、まったく苦ではなくなりました」
運転のしやすさを語る上で、木村さんが欠かせないと話すのが、搭載されたセレクテレイン™システム。ダイヤルを回して切り替えると、雪道や凍結路、ぬかるみや砂地など、路面状況に合わせた走りへとモード変換ができる。
「まさに、安心安全。以前なら『これは無理かな』と諦めていた道も、今なら『コイツが一緒なら大丈夫』と自信を持って走れるようになりました」
現に奥様のクルマでは心もとない気候のときは、奥様がCherokeeを運転することも。
「大きくてパワフル……そんなイメージで運転してみたら、車体の大きさを感じさせないハンドルの軽さに驚きました」と奥様。愛猫の猫砂などで大荷物になりがちな買い物のときも、収納力があるため、容量を気にする必要もなくなったとか。機能面の優秀さに、ふたりとも随分惚れ込んでいるようだ。
慎重にこだわるオーナーに訪れた、初めての一目惚れ
木村さん宅は、まるで景色にリビングが溶け込んだような大きな窓が印象的。周りを見れば愛猫のキャットウォーク、ホームシアター、コレクションしているカメラなど、インテリアから持ち物に至るまで、吟味し選ばれていることがよくわかる。
聞くとやはり、モノを選ぶ時はとことん時間をかけてリサーチし、シミュレーションした上で購入しているそう。
「でもひとつだけ例外があります。それが今の愛車です」
実はこのクルマ狙いでディーラーへ足を運んだわけではなかったという木村さん。しかし一目見た瞬間、顔とヘッドライトの印象に「これだ!」と心に響くものがあったと言う。
「不思議ですが、その直感は正しかったと思います。車内の空間も広くて落ち着きますし、見た目も乗り心地も好みでしたから」
趣味のカメラの世界をより広げた愛車の存在
木村家に飾られたカメラは、フィルムカメラや一眼レフなど7種。奥様も写真が好きで、一時はフィルムカメラでの撮影にどっぷりのめり込んでいたとか。そんな夫婦共通の趣味の世界にも、愛車が大きな影響をもたらしていた。

趣味のカメラをディスプレイ。気軽に持ち歩ける旅行用や猫撮影用などと使い分けているそう
「家で愛猫へカメラを向けたり、旅先で歩きながら風景を撮ったり、スナップ写真を撮ることが多いです。Cherokeeが我が家に来てからは行動範囲が拡大したので、撮る景色の幅も広がりました」
以前より長距離移動が楽しくなり、アクティブになったというふたりの行き先は、旭山動物園や大雪山、札幌や旭川でラーメン、積丹半島でウニ丼といったグルメ旅まで。積丹半島に10時頃到着できるよう朝5時に家を出る、そんな早起きのドライブ旅を満喫できるのも、快適にサポートしてくれる愛車があるからこそ。
そして、木村さんがカメラの趣味を深めたもう一つの要素が、被写体としての愛車だ。
「ある日、降り出した大雨の中で力強く先を見つめる愛車の姿にインスピレーションを刺激され、思わずシャッターを切りました。勇敢で懐の深い相棒の印象を表現できたらと。ずぶ濡れになり辺りを走り回りながら、夢中で撮ってしまいましたね」
童心に呼びかけるような、“撮りたい”の気持ちを引き出したCherokee。その写真が、今回のフォトコンテストで見事優秀作品に選ばれたのだ。
撮影地へ連れて行ってくれるツールとして、被写体として、趣味の可能性を無限に広げてくれる、かけがえのない存在となっている。
泥地からフォーマルまで。シーンを選ばない包容力
「大自然の中で、麦やビートを作る農家を営んでいます」。
木村さんの職業は農家。それに加えて、自然に囲まれた大地での生活は、カジュアルな服装で過ごすことが多い。雨風や気候の影響を受けやすい土地に、アウトドアライフ向きの愛車が当然のように似合っている。
「かと思えば、仕事でスーツを着る日や冠婚葬祭に招かれたシーンでも、このクルマは違和感なく馴染んでくれます。洗練されたデザインのおかげですね」
スポーティーでパワーのある走りと、フォーマルな装いにもマッチする品格あふれる佇まい。相反するようで、共存している二面性も大きな魅力だと、木村さんは微笑む。
「どんな場所、どんなシーンでも一緒に出かけたくなるし、前向きな自信をくれる。このクルマは本当に、自分にとって最高の相棒です」