海岸林再生プロジェクト
一般社団法人アース・ブレークスルー

アースブレイクスルー
活動実施日
2013/4/13(土)9:00~13:30
活動場所
九十九里海岸(千葉県山武市)
参加人数
25人
天候
快晴

活動内容

東日本大震災による津波で大きな被害を受けた九十九里浜の海岸林。津波によってクロマツなど大半の海岸林が海水に浸ってしまい、塩害によって枯れてしまいました。アース・ブレークスルーでは、NPO法人森のライフスタイル研究所とも連携・現場支援しながら、千葉県山武市での海外林再生に取り組んでいます。

今回は植林の中でも補植と呼ばれる作業を行い、苗木が枯れてしまったところにクロマツの苗木600本を植え直しました。補植は大人数を必要としない作業のため、プロジェクトを支援くださっている企業の従業員の方々を中心にボランティアとして参加。中には親子で参加する方の姿も見えました。

作業を行なった殿下海水浴場をはじめ、九十九里浜では、クロマツ・トベラ・マサキが防風林として、地域の生活を守ってきました。例えば防風林があることで、安心して農作物を作ることが出来ます。一本の苗木を植えることから一歩引いて見てみると、防風林としての役割が分かってきて、その地域で暮らす人たちの生活が見えてきます。クロマツがある程度、立派に育つまでに必要な時間はおよそ50年。それぞれの参加者が未来の森をイメージしながら、一本一本の苗木に想いを込めていました。

参加者からの感想・コメント

Kさん親子
震災以来、何かしたいという気持ちはあったものの、募金以上のことは出来なくて、長男の「草刈りをやってみたい」という声がきっかけで、昨夏の下草刈りに参加しました。長男は参加数日前にサッカーで怪我をしてしまって、その時は私一人でしたが(笑)。でも今日は長男・次男が一緒なので、目標を達成できました。はじめての植林の作業に、子どもたちも「大変だったけど楽しかった。また機会があれば来たい!」と言ってくれて、親としても嬉しいです。子どもの成長につれて家族で参加する機会は少なくなってきますが、子どもの成長とクロマツの成長を一緒に見守っていきたいですね。

主催者のコメント

菅文彦さん アース・ブレークスルー代表理事
植林は一般的に山で行なうので、斜面での作業は疲れるし、大変な一面があるんです。でも九十九里浜は土地がフラットだから、子どもでも出来ますし、土が柔らかい砂だから、大人もガーデニングの延長で出来ると思います。地理的にも東京から近いので、日帰りでも十分な距離ですし、リピーターとして通ってもらえることにも繋がる。ボランティアって決して大袈裟なことではないんですよ。だから個人の体験で終わらせずに、家庭や社内で「こんなこと、やってきたんだよ」と広めてもらえればなと思います。震災復興のお手伝いがしたい、外で緑に触れてリフレッシュしたい。どちらもやりがいの一つですし、植林を通じて、家族や同僚とのコミュニケーションになるといいですね。

スケジュール

9:00 現地に集合
9:30 オリエンテーション
9:45 補植の作業開始。枯れている苗木を見つけて新しい苗木と植え替え。途中の休憩あり
12:00 作業終了、昼食
13:30 現地解散

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