海岸林再生プロジェクト
一般社団法人アース・ブレークスルー

アースブレイクスルー
活動実施日
2014/8/30(土) 9:30~12:00
活動場所
九十九里海岸沿いの海岸林エリア(千葉県山武市)
参加人数
一般:20人、スタッフ:5人
天候
晴れ時々曇

活動内容

この日も海岸林エリアに植えた苗木が雑草に負けて枯れてしまうのを防ぐために、下草刈り作業をおこないました。今回の下草刈りをおこなったのは、植林エリアでも最も道路脇に近い付近です。このエリアは2012年に真っ先にクロマツ、マサキ、トベラなどを植えた場所のため、成長が最も早く、順調に育っています。  参加者の中にはこの現場での植林や草刈りの常連も混じっていて、指導スタッフが何も指示しなくても次々と作業をすすめてくれます。頼もしい限りです。一方で、初めて参加される方、とくに草刈り鎌を振るのがほとんど人生初めて(!?)という方も今回に限らず毎回おられるので、丁寧に使い方や注意点を指導します。とくに初めての方は「ガーデニングの草むしり」の感覚で、雑草を一本残らず刈ったり抜いて、その草を一カ所にまとめて山積みにすることがあります。そうすると、茶色の地面が露出してしまい、また新たな雑草が生えやすくなってしまうため、草をその上に覆いかぶせるように声をかけるようにしました(本プロジェクトの実施協力団体:NPO法人森のライフスタイル研究所)。
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(上段左)この写真の右側が草刈り前で、左側が草刈り後。違いがよく分かります。
(上段中)雑草が激しく生えている所では草刈り機が登場。
(上段右)草刈り後の風景。クロマツなどの苗木がきれいに見渡せます。
(下段左)ニセアカシア(丸い葉)の幼木を刈るところ。トゲがあるので注意が必要です。
(下段中)よく研いだ鎌を手にして草刈りに挑みました。
(下段右)背後に立っているのは津波後も生き残ったクロマツの木々

参加者からの感想・コメント

「鎌は手前に引っ張るのではなくて逆時計周りに回すようにやると上手く刈れると教わって、やってみたら本当にそうでした。なんでも“コツ”があるんですね」
(20代 女性)
「休憩で腰を伸ばして休んでいたら、目の前を茶色い野ウサギが駆けていきました。その姿はまさにピーターラビット。森がよみがえれば、いろんな小動物や虫の住み処になるんだな、と想像してみました」
(40代 男性)

主催者のコメント

森をつくるうえで「植える」のはほんのごく一部分で、植えた後の手入れ(下草刈りなど)が重要で、手がかかることを改めて肌身で感じます。九十九里のこの現場も面積が3ヘクタールをこえて、その分、下草刈りの労力も倍にも増して必要となっています。しかも、まだこの先数年は「草との戦い」が待ち構えています。今年の夏場の下草刈りは一段落しました。また引き続き、息の長い活動をすすめていきたく思います。

スケジュール

9:30 現地に集合
9:45 オリエンテーション
10:00 植林した場所の下草刈り作業
12:00 作業終了

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